国家公務員一般職とはなんぞや

国家公務員総合職の次は、国家公務員一般職を見ていきます。

 

国家公務員一般職は、定型的な事務をその職務とする係員でしたね。

以下、人事院より抜粋し説明していきます。

 

◇受験資格◇
国家公務員採用 一般職試験(大卒程度試験)受験案内 定型的な事務をその職務とする係員の採用試験
1 1989(平成元)年4月2日~1998(平成10)年4月1日生まれの者 2 1998(平成10)年4月2日以降生まれの者で次に掲げるもの
(1) 大学を卒業した者及び2020年3月までに大学を卒業する見込みの者並びに人事院がこれらの者と同等 の資格があると認める者
(2) 短期大学又は高等専門学校を卒業した者及び2020年3月までに短期大学又は高等専門学校を卒業する 見込みの者並びに人事院がこれらの者と同等の資格があると認める者

◇試験の日程◇
2019年度 人事院
第1次試験日
6月16日(日) 
第1次試験合格者発表日
7月10日(水) 9:00
第2次試験日 (人物試験)
7月17日(水)~8月2日(金)
最終合格者発表日 8月20日(火) 

 

国家公務員総合職と地方公務員と併願できます。試験に慣れるためにも日程が許す限り多くの自治体を受験しましょう。


◇試験種目・試験の方法◇
試験内容
公務員として必要な基礎的な能力(知能及 び知識)についての筆記試験
知能分野27題 文章理解11、判断推理8、数的推理5、 資料解釈3
知識分野13題 自然・人文・社会13(時事を含む。)
各試験の区分に応じて必要な専門的知識などについての筆記試験 
文章による表現力、課題に関する理解力などについての短い論文による筆記試験
各試験の区分に応じて必要な専門的知識などについての筆記試験
第1次試験
各地域 本府省
基礎能力試験 (多肢選択式)
専門試験 (多肢選択式)
一般論文試験
専門試験 (記述式)
第2次試験人柄、対人的能力などについての個別面接

 

◇採用・給与・勤務時間等◇

1 採用方法及び採用時期
最終合格者は、試験の区分ごとに作成する採用候補者名簿(3年間有効)に得点順に記載されます。
各府省等では採用候補者名簿に記載された者の中から、面接などを行って採用者を決定します(最終合格者数は、辞退者数を考慮して決定されます。)。なお、採用は、おおむね2020年4月になります。
官庁訪問について
各府省等に採用されるためには、官庁訪問を行い、各府省等の面接などを受けることが必要です。官庁訪問 は、志望する府省等に関する知識を深めるとともに、採用に向けての自己PRの重要な機会となります。
2給与
採用当初の額は、次のとおりです。
行政職員 研究職員 警察官等 (行政(一)1-25の場合) 216,840円 (研究1-25の場合) 222,720円 (公安(一)2-13の場合) 251,640円
(注)1 この額は、「一般職の職員の給与に関する法律」の規定によるもので、東京都特別区内に勤務する場 合における2019年4月1日の給与の例です。地域手当の支給されない地域へ行政職員で採用された場 合には、180,700円です。
2 上記のほか次のような諸手当が支給されます。 扶養手当......扶養親族のある者に支給。子月額10,000円等 住居手当......借家(賃貸のアパート等)に住んでいる者等に、月額最高27,000円 通勤手当......交通機関を利用している者等に、定期券相当額(1箇月当たり最高55,000円)等 本府省業務調整手当......本府省の業務に従事する者に、行政(一)1級の場合、月額7,200円 期末・勤勉手当(いわゆるボーナス)......1年間に俸給等の約4.45月分
3 行政執行法人に採用された者には、行政執行法人が定めた給与が支給されます。
3 勤務時間・休暇
(1) 勤務時間は、原則として、1日7時間45分で、土・日曜日及び祝日等の休日は休みです。 休暇には、年次休暇(年20日(4月1日採用の場合、採用の年は15日)。残日数は20日を限度として翌 年に繰越し)のほか、病気休暇、特別休暇(夏季・結婚・出産・忌引・ボランティア等)及び介護休暇等
があります。 また、ワーク・ライフ・バランス(仕事と家庭生活の両立)支援制度として、育児休業制度等があり
ます。
(2) 行政執行法人に採用された者の勤務時間・休暇等は、行政執行法人ごとに定められています。

 

国家公務員では地方公務員と異なり、官庁訪問があります。自分が希望する省庁で面接をし、合否が決まります。省庁によっては人気、不人気がありますが、そこだけで考えず自分のやりたい分野から志望することがおすすめです。

 

今回も見て頂きありがとうございました。

次回は国家公務員専門職を見ていきましょう。