公務員試験とはなんぞや

公務員は大まかに「国家公務員」と「地方公務員」の2つに分類できます。

 

それぞれ試験が違うため、一つずつ見ていきましょう。

 

まず、国家公務員試験ですが、これはさらに4つに分類できます。「総合職」と「一般職」と「専門職」と「経験者」です。

 

総合職はいわゆるキャリアと呼ばれ、国家の中枢を担う人材です。人事院の採用情報より引用すると、総合職は、「政策の企画及び立案又は調査及び研究に関する事務をその職務とする係員」とされます。高度な知識と責任が必要ですが、高級取りでもあります。国家公務員のトップ事務次官になれば、年収2000万を超え、退職金も5000万を超えると言われています。

 

一般職は準キャリアと呼ばれ、主に事務に携わりキャリアの補佐をします。こちらも人事院の採用情報より引用しますが、一般職は、「定型的な事務をその職務とする係員」とされます。採用の段階でキャリアと準キャリアの間には明確に大きな差があることがわかります。しかし、一般職でも平均年収700万はあるでしょう。

 

専門職はその名の通り専門的な職務にあたります。大卒程度では、皇宮護衛官法務省専門職員(人間科学)、財務専門官、国税専門官、食品衛生監視員、労働基準監督官、航空管制官があります。高卒程度では、皇宮護衛官、刑務官、入国警備官、税務職員、航空保安大学校学生、気象大学校学生、海上保安大学校学生、海上保安学校学生があります。

 

経験者は民間企業等の就業経験がある方対象の試験です。係長級や係員級などの試験があり、それぞれが総合職と一般職にあたります。また、専門職でも経験者の採用があります。

 

次回は地方公務員を見ていきます。お楽しみに。